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リンク、フリー?
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 リンク(link)を英和辞典で調べてみると、「きずな、連結、関連、輪、繋ぐ、繋がる」などと出てきます。
 だいたい、リンクという言葉のイメージは湧いたでしょうか。
 インターネットで言うリンクとは、複数のデータやファイルがお互いに参照しあって繋がっている状態を示します。 その中でも今回は、ハイパーリンクという「ファイルをつなぐためのシステム」についてお話しします。クリックすると違うページに行くことが出来る文字や画像がありますよね。あれがそうです。


 さて、インターネットが元々知的財産を世界的に共有するためのシステムだったということは本編で何回か書きましたが、舌足らずなのでもう少し詳しく言いますと、 元々インターネットは「ARPANET」というところで開発された技術で、主に軍事機構や学術機構がその研究結果をやり取りするためのデータベースとして構築されています。それを商業でも活用していくうちにどんどん一般化し、今のような形態になったわけです。

 話を戻して、当初データベースに出回ったのは、研究結果でした。論文などを書いた方ならお分かりでしょうが、そのような研究結果を、書いた本人だけではなく全員が深く理解するためには、書いた方が読んだ資料や実験の行程とその様子などを知ることが必要です。 多くの論文では文中や最後に「参照」という形で読んだ本や論文名やページなどを列挙するのですが、普通にただ「『○○』という本の△ページ」と書いただけでは探しづらいですし、そもそもその本が手に入るかどうかも微妙です。
 そのためインターネットでは、その論文や画像ごとインターネット上に掲載し、必要な個所に「リンクを張って」より正確な情報を伝える技術が盛りこまれました。
 つまり、リンクは参照なのです。
 「参照」は自分が書いた論文だけではなく、他人が書いた論文も含まれます。というより、他人が書いたものの方が多く参照されるでしょう。そしてその際、参照する自由は法律の範囲内で保障されています。このことを念頭に置いて下さい。




 現在、リンクと言って思い出すのは、関連したサイト同士を繋いだものですが、その際「リンクはフリーではありません」とか「相互リンク(お互いがリンクし合うこと)のみ」とか「リンクはトップページのみ」とか「裏ページにはリンクを張らないで下さい」とか「事前に(事後でもかまわないことも)連絡を下さい」というサイトをよく見かけます。
 リンクを張られる、ということは、他人に参照される機会が増えるということです。その「他人」の中には、そのサイトの表現を嫌悪する方も含まれます。さらに、嫌悪した結果、そのサイトを荒らして潰すそうとする方も、少なからずいます。上記の表現は、 そのような事態が起こらないよう、事前の策として書かれるわけです。
 ですが、だからといって「リンクフリーでないサイト」にリンクを張ったとして、リンクを張ったサイトを責めることができるかといえば、実際はそうではありません。
 リンクは「参照」です。論文では「参照」先が禁止したり規制したり、「参照」先に断りを入れたりすることはありません。論文が文学系のものだったりした場合、個人が書いた小説なども参照されるでしょうが、普通は同じように「参照」について規制はありません。
 実際、WWWの創始者であるTim Berners-Lee氏の【link mythsリンクの神話:日本語要約)】で、「他のサイトにリンクを張る前に許可を得ねばならない理由はない」という私見(私見ですが)を発表しています。
 とにかく、少なくともリンクを無断で張るという行為自体は違法でも問題でもないのです。




 実際、リンクを張られて問題は起こるのでしょうか?
 リンクを張られることで起こりうるのは「リンク先から人がくること」くらいです。
 もし、一人でもリンクすることを許可している、もしくはやWebリングや同趣向向けのサーチエンジンや同盟などのコミュニティサイトサイトに登録していたり、検索ページに登録しているならば、「リンク先から人が来る」のは当然のことと思います。さらに、登録せずとも検索エンジンに引っかかるように出来ている無料ページもありますし、物理的に、完全にリンクを遮断(やリ方は【海外ファンサイト事情】さんの【リンクを制限する方法】などを参照してください)しているサイトは少ないと思います。
 人は思考が統一されている訳ではありませんから、無断リンク以外の手法で張られたリンクで来る人でもそのサイトの主旨に嫌悪する方も少なからずいるでしょう。
 無断リンクによるリンクから来た方と他の手段で来た方に、何の違いがあるのでしょうか?
 無断リンクを張られて問題になるとすれば、誹謗中傷のためのリンクや、自分の有料サイトに他人のサイトを自身のコンテンツとして利用するためのリンクくらいではないでしょうか。物理的にリンク制限をかけたサイトの強行突破リンクは可能なら問題でしょうが、こういった対応を取らず言葉だけのリンク制限は法的に効果はないと思います。また、損益の出ない商業以外のサイトを自分のページに見せかけてのリンクの場合は・・・どうなんでしょうね、裁判をした場合。「複製」になるのでしょうか?損益が出ないと「複製」に当たらないのでしょうか??




 ただ、このサイトはネチケットを冠していますので、恐れ多くもネチケットという視点から考えてみますと、私はネチケットを「私人間の取り決め」 だと考えており、そのような取り決めは、私人間の関係が円滑になるために作られると思っています。
 リンクに話を戻しますと、特に日本では、(それがいいのかどうかは別として)リンクを完全に「自由」とは考えていない人が多いというのも事実でしょう。
 もしリンク規制が気に入らなければ、そんな気に入らない部分のあるサイトなどにリンクを張らなければいいだけのこと。・・・いえ、無断リンクを張ってもかまわないでしょう。その結果、管理人と折り合いがつかなくなり、問題になり、最悪の場合訴訟になるとしても、それは当人達の問題だと思うのです。その方との関係を考えていないのであれば、「無断リンクという概念はおかしい」と言っても徒労に終わるでしょうし、無断リンクにより問題が起こっても、いらぬ苦労をするだけです。私は『日本には未だリンクフリーという概念に抵抗がある』という事実を無視して「正論」を振りかざしたとしても、多くの反発を生むだけに終わってしまうのではないかと危惧してしまうのです。
 「リンクを許可なく張らない」ことでそのコミュニティの人間関係が円滑になるならば、それに越したことはないとも思うのです。




 リンクは自由であるという主張もあれば、リンク規制は可能だという主張もあり、相反するそれぞれの主張を聞きあっていれば、自ずとインターネットの方向性が見えてくるかもしれません。
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すみません、陽霊はばりっばりのリンクフリー派ですので、
リンク規制肯定意見が「思う」「でしょう」ばかりで、かなり苦しくなってしまいました。
つーか、要約したら「えらい人がこう言ったからOK」「無断リンク嫌いな人が多いからダメ」って感じ(汗)
リンク規制肯定派のご意見を切に望みます。

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