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そもそもネチケットとは? | 心がけること | コラム:同人系サイトとローカルルール

同人系サイトとローカルルール
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 同人系サイトとは、コミケットでよく見られるファンジン系のサイトのことで、多くの場合、さらに二次的作品(小説、CGなど)を扱っているサイトを表すこのサイトの用語です。同人サイト、ファンサイトなどとも呼ばれています。
 同人系サイトでは、その風土がかなり特殊で、一般的なサイトではあまりみかけないローカルルールがよく存在します。今回は、そんな同人系サイトでのローカルルールと、それに対しての私なりの意見を紹介します。




一般の方(○○関係の方)の閲覧を禁止します
 同人系は表現が特殊です。そのため、一般の方が見たら気分を害する可能性があります。例えば、  
 
萌えサイト  
その作品やキャラクターをひたすら愛し、それはもう熱烈に研究したり、自分がいかにその作品やキャラクターを愛しているかなど、こみいった話までしてしまうサイト
アンチサイト
萌えサイトとは逆に、その作品やキャラクターを否定する、ファンが見たら卒倒しそうなサイト
論理的な批判をするサイトから、単にヘイトサイト(対象の権利を損害・蹂躙するサイト)まで
二次創作サイト
その作品等のイメージ・世界観・キャラクターを使い、イラストや漫画、小説などを掲載しているサイト
原作に出てくるキャラクターなのに性格や容姿や性別が違ったり、オリジナルで作ったキャラクターが登場したり、世界観・キャラクターの生まれや立場などがまったく違ったり、カップリングを作ったり(カップリングについては後述)することもある  
カップリングサイト  
異性愛、同性愛に関わらず、恋愛関係を語るサイト
原作に忠実なものもあるし、まったく原作では接点がない者たちが結びついていることもある
特別に、男性同士を「やおい」「ボーイズラブ」、女性同士を「ユリ」「ガールズラブ」と呼びます  
ドリーム小説  
小説などで、主人公などの名前を自ら入力できるもの
もしくは、オリジナルキャラクターとして作者自身が登場するもの  
なりきり  
キャラクターになりきって話を進める、いわば精神的なコスプレのようなもの
サイト自体がなりきりだったり(このサイトの本編がそれです)、注意書きやキャラ対談など一部だけなりきりだったりするほか、最近だと掲示板やチャットでなりきりを行うことによりロールプレイ的ゲーム性を出したりすることも  
などなど。
 こればっかりは趣向の問題ですので、注意を聞かずに気分を害されて文句を言われても、さすがにお門違いというものでしょう。警告はされているのですから、素直に従うほうが得策です。
 ただし、管理人の方も、本気で対象を絞りたいのなら、「マナー」などとかこつけて自分のわがままを押し付けリンクを制限するのではなく、アクセス制限をかけた方が問題がなくなると思います。
 同人系にはアニメや漫画のキャラクターだけではなく、実在の人物(アイドルなど)を取り扱ったサイトがあります。この場合、例えばジャニーズの方を取り扱ったサイトはジャニーズ禁(ジャニ禁。ジャニーズ関連の方の閲覧禁止)などと書かれます。
 ただ、実在の人物には肖像権がありますし、アニメ・漫画のキャラクターにも著作権があります。これらの権利は、同人系サイトをお持ちの方ならぜひ勉強した方が良いでしょう。


はじめに(注意書き)を必ず読んでください
 「はじめに」(注意書き)はサイトにある注意書きを一つにまとめたようなもので、閲覧者、もしくは管理人本人が不快になる可能性のある表現を警告していることが多々あります。ネットワークポリシーの一種でしょう。
 本編でも述べましたが、これら注意書きは、サーバ使用継続のための制限という側面と、ローカルルールという側面があります。
 文章という媒体ですので、閲覧を強制できるわけではありません。そのため、読まないからどうなるというわけではないのですが、注意書きを読んでないから、もしくは従う必要がないからというのは、好き勝手にふるまう理由にはなりません。人が嫌がることをするというのは現実世界でもマナー違反でしょう。


リンクフリーではありません
 これも、上記の問題と重なるのですが、同人的趣向のない方向けのリンク集に、同人系のリンクを張られると、知らずに同人系のサイトへ入って気分を害される方が増える危険性があります。
 また、別のジャンル(アニメ・漫画の原作や人物のグループごと、さらには主旨や趣向でジャンルが分かれている)にリンクを張ることで弊害がおこると考えている管理人もいます。特にカップリングサイトでは、性的なものを取り扱うため、サイトそのものを嫌悪する方もおり、注意を払っている方がいます。
 ただ、たとえリンクを制限・禁止されていても、そのようなサイトへ連絡もなくリンクを張ること自体は問題ないと思います(リンク、フリー?参照)。
 リンクを本当に制御したい場合は、相手の好意に甘えるのではなく、サイト側が.htaccessなどで制御するべきです。


リンクはトップのみOK。他のページへのリンクは禁止
 カウンターの回り方の問題でしょうか?アクセス解析をトップページのみにつけているからでしょうか?けっこういらっしゃいます。
 こちらも詳しくはリンク、フリー?を参照して頂きたいのですが、下位コンテンツにリンクを張ること自体は問題ないとは思います。その管理人との関係を悪化させたいのであれば、ですが。
 また、ページ自体の有無・移動が激しい方は、サイト自体を見失う可能性もありますので(たまに、何故かトップページが「index.html」「index.htm」でない方がいるんです)、そういった意味で警告されている方もいます。
 しかし、URLというのは識別記号の一種です。識別するためには、識別されるものの変化がない、というのが理想ですから、本当はURLは変わらないのが理想ということになり、この警告の理屈も通らないのでしょうが、有料サーバですら移動・併合・閉鎖などでURLが変わりますから、URLの変更が一概に悪いとは言えません。


お気に入り(ブックマーク)はトップのみ・ブックマーク禁止
 これは・・・。何ででしょうね?
 おそらく、リンクはトップのみと同じ理由だと思います。
 ブックマークは「しおり」という意味です。しおりとは、その「お気に入り」のページを開くための道具です。『しおりは表紙にのみ入れて下さい』という本はあまりみかけませんね。ですので、ブックマークに関しては私も正直疑問に感じてしまうのですが、サイトを見失う危険もありますし、従うかどうかは自分次第です。
 管理人も、自分の方がわがままを押し付けているという事実は考えておきましょう。  


裏ページ・隠しページについて
 カップリング系のサイトに多いのですが、性的接触などの表現があるために年齢制限を設けている場合があります。これはアダルトサイトと同じように考えて下さい。
 また、サイトの内容から外れたり、カップリングや性的接触を含んだ一部のページを隠してあることがあります。これを「裏サイト」と呼びますが、裏サイトの話を表の(普段の)ページでしたり、裏サイトへリンクを張ったり、裏サイトへの入り口や、裏サイトの存在そのものを他の方にばらすことを禁止したサイトがあります。
 裏サイトにする理由は様々で、敵視・迫害を受けるのを防ぐ、ただ単に話題性が欲しい、一般ではなく限られた人数向けに情報を発信したい、などが代表です。
 管理人側もアクセス制限のための努力をすることが必要だと思いますが、裏サイトの内容が不快と思われる方のためにも、隠してあるものは隠したままにしておいた方が無難でしょう。
 なお、こういったページを隠す行為を禁止しているサーバもあります。特に無料サーバでは、ページを隠されると広告を見られる機会が減るため、禁止されている可能性が高いでしょう。
 その場合、管理人は隠しページを作ってはいけません。  


URL、パスワード請求制
  裏サイトには、パスワードやURLを請求する、というシステムを取っている場合があります。理由はやはり上記の通りですが、さらに、「自分はアクセス制限をしているので、万が一直接リンクを張られたりURLをバラされた際、文句を言う根拠になる」という思惑があると思います(が、実際、CGIなどでのアクセス制限の場合など、精神的にアクセス制限していても物理的にはまったくアクセス制限をしていない場合は、法律上URLをばらされても問題ないとみなされますが)
  URLやパスワードを請求するには、通常メールやメールフォームを使います。その際、様々な請求制限をされることがあります。  
 
・メールアドレスを間違えない  
肝心のURLやパスワードが届きません。  
・年齢制限  
物理的な年齢のほか、精神年齢を問われることも。(そんなことどうやって知るのだろう?)  
・用件のみのメールの禁止  
「URLを教えて下さい」だけのメールなど、いわゆる3行メールの禁止。  
・特有の言いまわしの理解  
○×□などのカップリングの言いまわしや、J禁など閲覧禁止をしている理由などが説明できる。  
・ROMの禁止  
サイトを見たら、お礼や感想を書いて、見た痕跡を残して欲しいらしいです。  
 請求する(メールやメールフォームを使う)のは閲覧側の自由です。たとえメールアドレスが間違っていたとしても、それは送った側の責任です。
 閲覧側の責任とは関係なくこれらの要項を守れというのは、単に管理者側のワガママにすぎないのでしょうが、守らなかった結果、欲しいURLやパスワードがもらえなかったり、いつのまにかURLやパスワードが無効になっていても文句は言えないでしょう。


バナーの大きさは200×40もしくは88×31
 バナーというのは他のサイトから自分のサイトへリンクを張られる際の看板、もしくは広告になる画像のことです。「数字×数字」は画像の大きさを現し、横の長さ×縦の長さ(単位はピクセル)という意味です。
 Netscape社が最初に作成したバナーの大きさでその後普及した88×31のほか、125×125、120×60、120×90、120×240、234×60、392×72、468×60などが世界基準です。
 ですが、同人系では88×31か、88×32(おそらく88×31の大きさ間違い)か、200×40(何故?)、同盟だと32×32が一般的とされます。ちなみに、これは同人系サイトだけではなく、日本のサイト自体がだいたいこの大きさに統一されています。
 バナーは自己主張の場なので明確な取り決めではないのですが、ほとんどのリンクが同じ大きさなのに、一つだけ形がおかしいものがあると、どうしても見た目が浮いてしまいますし、バナーを使ったリンク集はデザインも崩されざるを得ません。そのため、同人系では暗黙の了解としてバナーの大きさを統一しているようです。


キリ番について
 キリ番とは、アクセスカウンタのカウント数がちょうどキリの良い番号のことで、百や千の位がすべて0だった場合(3000や50000)、ゾロ目だった場合(6666、22222)を筆頭に管理人が決めたキリ番をアクセスカウンタが刻んでいる(キリ番ゲットと呼ばれます)時、管理人に報告すると特典があるサイトもあります。
 ただし、アクセスカウンタがあるすべてのサイトで実施しているわけではないので、いたずらにキリ番を報告しても困惑される恐れがあります。また、管理人が決めているキリ番でない番号を報告しても同様に困惑されます。
 また、カウンタによってはページを移動するうちに番号が変わるものもありますが、だからといってキリ番欲しさにページをリロードしてはいけませんし、カウンタによりアクセスログを取っている場合はリロードしていることが分かるので、最悪の場合サイトに出入りすることも禁じられる場合があります。
 管理人の方も、キリ番の報告がないからといって訪問者に報告を強制するのはどうかと思います。検索などでたまたま通りかかった場合や、忙しくて報告できない場合、報告する気がないほど管理人を親しいと思っていない場合もあるのですから。
 また、閲覧者のリロードなどによる不正なキリ番ゲットが気になる方は、リロード無効なアクセスカウンタを用意しましょう。現在は、無料のアクセスカウンタでもこのような高性能のカウンタがたくさんあります。


ネタバレ注意・ネタバレ禁止
 「ネタ」とはこの場合、原作の展開を指します。国や地方によって、放映日が違ったり早く本が売り出されたりする原作を扱った同人系サイトで多く見られます。
 原作を見たり読んでない人にその展開を伝えてしまったらどうでしょう?話を終わりから読む私ならともかく、多くの方は不快に思うはずです。
 「ネタバレ注意」はそのネタ、つまり原作の展開が書いてあるページがほとんどです。日記に感想を書いていたり、新しく出てきたキャラクターについて語ったりですね。こういう表示があった場合、展開を知りたくない方は閲覧なさらないほうが良いと思います。ネタバレ禁止はその逆で、まだ見たり読んでないしてない方のため、ネタバレ的なお話を禁止しているサイトです。ネタバレ禁止のサイトでネタバレをしても法的にどうこうはならないとは思いますが、そうとうひんしゅくを買うことは覚悟しましょう。
 ただ、展開を知ってしまったからといって、その作品の面白さが半減してしまうようなら、その方は作品にあまり深い感慨を抱けていないような気もするのですが・・・。


 あるキャラクター(カップリング)以外の話禁止、もしくは悪口を禁止
 特に「萌えサイト」や「カップリングサイト」で多いのですが、人によっては、あるキャラクター(カップリング)にしか興味を持てない方がいます。
 そのような方達が集まるサイトに、いきなり別のキャラクターの話をされても、その方達にとっては興味のない話。つまらないと思われますし、それがもしキャラクターやファンの敵だったりすると、嫌悪さえ抱かれる可能性があります。
 カップリングでは、あるキャラクターがカップリングされているキャラクターとは別のキャラクターを愛している、などと言われると逆鱗に触れたりします。また、男性同士、女性同士では多くの場合役割(?)が決まっていて、その役割を逆にした話に嫌悪感を抱く方もいます。
 ここまで来ると、破ってもわりとどうでもいい気はするのですが、わざわざ嫌悪感を抱かせに行くことは良くないとは思います嫌がらせ以外の何者でもないでしょう。
 また、真っ向から「嫌い!」というのはどうでしょうね。管理人やお客さんの趣向に気付いてない方が「○○って嫌いです」と趣向をこき下ろす方もいます。
 嫌いと言われて良い印象を受ける人などいないでしょう。私なら、内面で「てめぇの目んたま(ピー)して脳みそ(ピー)すぞ」とか思ったりします(笑)
 これもどうでもいいといえばどうでもいいのですが、批判ならともかく、ただ単に嫌いなだけなら、とりあえずはふせておいたほうが無難です。
ちなみに、悪口禁止というのは、何も「Aさん好き!」と明言するサイトで「Aなんて大嫌い」と言ってはいけないという意味だけではありません。
 はじめから「A嫌い」を趣旨としたサイトで「そんなこというなんて最低!」ということは、「好き」と明言するサイトで「嫌い」と言うこととまったく同じことでしょう。
 いろいろな思考を持つ人間という生き物が作ったのがサイトなのですから、その意見自体は尊重すべきです。ただし、批判(全肯定)というのはどうしても肯定側(批判側)の反論を招くものです。サイトを作った側は、その言論には責任を持つべきですね。



 何度も繰り返しますが、これらは同人系のルールはローカルルールだと思われます。
 これら全てにおいて共通するのは、守らなくても法的問題に発展するような問題は起こりませんが、他人の、特に管理人の印象を悪くする恐れがあるということです。
 たかが一個人に嫌われて、だから何?と思うかもしれませんが、同人系サイトは、そのジャンル同士の結束力が高いことがあり、管理人同士で噂が流れた結果、そのジャンル中に悪名が漂ってしまい、同人活動そのものに支障をきたす恐れがあります。
 ただ、この理屈ですと、そもそもそのジャンルに関わりがなければ嫌われてもかまわない、となりますが、噂の力は我々が思うより恐ろしいものだということ忘れてはいけません。




 ローカルルール、ローカルルール、と何度も書きましたが、ローカルルールを決め、それにしたがってサイトの経営を進めといくのは、問題のある行為だとは思いません。
 実際、ネチケットの根源である【RFC1855:Netiquette Guidelines和訳)】の管理者向けのガイドラインでは、「ネットニュースへの参加、およびメーリングリストへの参加に関するサイトの方針をすべて明確にすべき」とあります(原文:Clarify any policies your site has regarding its subscription to NetNews groups and about subscribing to mailing lists.)。
 ネットニュースやメーリングリストは、この文章が書かれた1995年から考えると使われなくなり、その位置に電子掲示板などの参加型Webコンテンツが台頭したと考えられると思います。ここから、掲示板等に方針たるローカルルールを提示するのは至極まっとうなことだと思うのです。
 ただ、メーリングリストなどは決まった方法でしか参加が出来ないものですが、掲示板は比較的誰でも扱うことができますし、誰でも見られます。そのため、メーリングリストのように「入るために約束する」=「ルールを破ることは規約違反」となるかどうか疑問に思います。また、閲覧に関しての規制、参照(=リンク)についての規制が出来るかどうかも疑問です。ニュースグループは「〜〜の場合、閲覧を禁止する」のようなルールはあるのでしょうか?
 もしかすると、インターネットが普及するにつれて、サイト閲覧という行為を「データ使用」ではなく「サイト参加」とする認識が増えてきているのかもしれません。そうなると、認識的にはサイト閲覧の規制も可能な気がします。その認識が正しいものかどうかは別としてですが。




 ローカルルールの問題として、ローカルルールがWeb全体のルールになりえないにも関わらず、そのローカルルールを他人に押し付ける可能性があることがあげられます。
 特に、同人系サイトではそのルール自体が非常に特殊・異端であるにも関わらず、他者にもそんなルールを厳守して欲しいと要望する傾向が強いようです。
 確かにローカルルールという言葉は、その地方・地域ごとの特色に対応したルールという意味です。しかし、それは地域限定です。条例が法令に違反できないように、マクロな世界に出た場合はそのルールに従うのが本来でしょう。




 今回は私の思いつきで述べてしまいましたが、サイト閲覧・参加に関しての認識はまだ流動的なものであるとは思います。
 今後、サイト閲覧の認識が定着するのでしょうが、そのときは、こういったローカルルールがなくとも円滑なサイト運営が可能になるのではと思います。  
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あまりにも身近なため、主観的意見で述べてしまいました。申し訳ありません。
一部音声が聞き取りづらくなております(笑)
だってめちゃめちゃ腹が立つんですもの、
「牛若って超嫌い」とか「やおいって嫌い」とか「○○×■■嫌い」とか。
面と向かってよう言えるよ・・・。
いえ、いいんですけど、それを好きな私には悲しすぎます。
って、ここで愚痴んなや・・・。

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